アヴァランシュ
視界ゼロメートルの中で、おしりに火を灯しました。 

紳士淑女の皆さん。 
ねぎ 
杏仁豆腐 
梅干の種 
ピンクの血 
幾何学模様 
を首からぶら下げてください。 

黄砂に乗って新しい虚無がやって来ます。 

あなたは いらない 
きみは ひつよう 
あなたは いるけど 
きみは いない 

父親の知る限り 
この国の最高水準の技術は新幹線ひかり号に集約されています。 
母親の知る限り 
内田裕也は“ロカビリー”です。 
祖父にとって 
戦争とは戦死のことで、 
祖母にとっては 
祈りでした。 

昨日の世代は消えてゆきます。 
今日じゃない 
明日の世代も消えてゆきます。 

白紙を準備して、ペンを持って、フォームが現れます。 
今日 
それをなぞってみます。 

サンキュ 
サンキュ 
プリーズ ウェルカム・・・・ 

火が見えますか?